月刊プラスチックスエージ最新号(5月号)2022年5月号の内容

本体価格 | 2,090円(本体1,900円+10%税) |
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判型・頁数 | A4変形判102頁 |
発売日 | 毎月25日 |
巻数/号数/通巻 | Vol.68/5月号/第825号 |
定期刊行物コード | 4910077850520 |
年間購読料 | 任意の12ヶ月 24,200円(税込) 送料無料 |
2022年5月号の内容
特集 自動車とプラスチック
■これからのモビリティとプラスチック材料
■自動車向け繊維強化複合材料の採用事例とマルチマテリアル技術開発の今後
■変革期における自動車電装品でのプラスチック,その現状と今後への期待
■次世代電動アクスルへの樹脂適用開発
■EVなど自動車部品のサーマルマネージメント(断熱,蓄熱,放熱など)
■自動車用樹脂ウインドウの新しい工法
■リモート式大気圧プラズマCVD法による大面積ポリカーボネートへのシリカ系耐摩耗膜成膜技術
■自動車向け繊維強化複合材料の採用事例とマルチマテリアル技術開発の今後
■変革期における自動車電装品でのプラスチック,その現状と今後への期待
■次世代電動アクスルへの樹脂適用開発
■EVなど自動車部品のサーマルマネージメント(断熱,蓄熱,放熱など)
■自動車用樹脂ウインドウの新しい工法
■リモート式大気圧プラズマCVD法による大面積ポリカーボネートへのシリカ系耐摩耗膜成膜技術
特別企画 試験・計測機器の最新技術
■キャピラリーレオメータの最新技術
■超精密材料強度試験MSE試験法の展開
特別読み物 セルロースナノファイバーの表面処理及び複合化に関する研究開発動向(下)
連載最終回 私的プラスチック工業史―人と技術とプラスチックと―〈XXI〉(4) 梅村俊和(プレジール)
■超精密材料強度試験MSE試験法の展開
フォーラム 二軸スクリュ押出機の技術変遷(2)
■常設欄■
- 英文・中文目次
- 海外有力誌記事案内
- 次号予告・編集後記・バックナンバー案内
- 広告索引(50音順)
■これからのモビリティとプラスチック材料
永井隆之(トヨタ自動車)
自動車産業は100年に一度の大変革期を迎えておりCASE(Connected/Autonomous/Shared/Electric)等への対応が急務である。更に環境にやさしく、カーボンニュートラルを目指す活動が重要で、特にプラスチックのライフサイクルCO2低減とサーキュラーエコノミー(循環型社会)への変革を進めていく必要があると考えられる。これからのモビリティに必要なプラスチックを上記観点から考察した。
■自動車向け繊維強化複合材料の採用事例とマルチマテリアル技術開発の今後
柏木良樹、横溝穂高(帝人)
CO2排出規制強化の流れは、自動車にとってもますます重要なテーマとなっている。本稿では当社が実施しているマルチマテリアル技術を適用したドアモジュールの製品開発と熱可塑性繊維強化複合材料CFRTPの採用事例、その技術を概説する。
■変革期における自動車電装品でのプラスチック、その現状と今後への期待
神谷有弘(デンソー)
大きな変革期にある自動車業界のなかで自動車電装品の要素と変化、これから求められるプラスチック材料、電子部品に使用される樹脂の特性、インバータに使用されるプラスチックとその特性、今後のパワーデバイスの使いこなしなど、樹脂の必要性と期待を解説する。
■次世代電動アクスルへの樹脂適用開発
西川敦准(住友ベークライト)
次世代電動アクスル市場開発のために、@樹脂化電動アクセルの課題、A住友ベークライト高機能熱硬化樹脂の特徴、B電動アクスルへの樹脂の適用開発などを中心に当社の高機能熱硬化性樹脂技術の開発製品を紹介し、今後の樹脂の可能性を提案する。
■EVなど自動車部品のサーマルマネージメント(断熱、蓄熱、放熱など)
上利泰幸(大阪工研協会)
電化製品へと変貌する「自動車」への対応として、筆者がこれまで約40年間行ってきた高分子の熱マネージメント材料の観点から、現状と方向性について述べる。今後は高熱伝導性だけでなく、遮熱、吸熱、断熱、蓄熱などの熱マネージメントのために、高分子系のサーマルマネージメント材料の高性能化や高機能化への期待が高まっていくと考えられる。
■自動車用樹脂ウインドウの新しい工法
奥村和雅(豊田自動織機)
自動車用樹脂ウインドウは軽量化手段として注目されてきているが、採用数は伸びていない。その普及を妨げている要因のなかで、最も重要な要因がコストである。当社では、そのコストを低減する新しい工法を開発したので報告する。
■リモート式大気圧プラズマCVD法による大面積ポリカーボネートへのシリカ系耐摩耗膜成膜技術
鈴木哲也、白倉 昌(慶應義塾大学)
大気圧プラズマ技術を利用した硬質薄膜の成膜技術について、最近の成果を紹介した。開発したリモート式大気圧プラズマ法によって、アルゴンガスをプラズマガスとして透明硬質シリカ系薄膜の成膜に成功した。得られた薄膜はテーバー摩耗試験においてΔH=1.3を達成、自動車用グレージングに求められる耐摩耗性基準であるΔH=2.0以下を満たすことができた。
永井隆之(トヨタ自動車)
自動車産業は100年に一度の大変革期を迎えておりCASE(Connected/Autonomous/Shared/Electric)等への対応が急務である。更に環境にやさしく、カーボンニュートラルを目指す活動が重要で、特にプラスチックのライフサイクルCO2低減とサーキュラーエコノミー(循環型社会)への変革を進めていく必要があると考えられる。これからのモビリティに必要なプラスチックを上記観点から考察した。
■自動車向け繊維強化複合材料の採用事例とマルチマテリアル技術開発の今後
柏木良樹、横溝穂高(帝人)
CO2排出規制強化の流れは、自動車にとってもますます重要なテーマとなっている。本稿では当社が実施しているマルチマテリアル技術を適用したドアモジュールの製品開発と熱可塑性繊維強化複合材料CFRTPの採用事例、その技術を概説する。
■変革期における自動車電装品でのプラスチック、その現状と今後への期待
神谷有弘(デンソー)
大きな変革期にある自動車業界のなかで自動車電装品の要素と変化、これから求められるプラスチック材料、電子部品に使用される樹脂の特性、インバータに使用されるプラスチックとその特性、今後のパワーデバイスの使いこなしなど、樹脂の必要性と期待を解説する。
■次世代電動アクスルへの樹脂適用開発
西川敦准(住友ベークライト)
次世代電動アクスル市場開発のために、@樹脂化電動アクセルの課題、A住友ベークライト高機能熱硬化樹脂の特徴、B電動アクスルへの樹脂の適用開発などを中心に当社の高機能熱硬化性樹脂技術の開発製品を紹介し、今後の樹脂の可能性を提案する。
■EVなど自動車部品のサーマルマネージメント(断熱、蓄熱、放熱など)
上利泰幸(大阪工研協会)
電化製品へと変貌する「自動車」への対応として、筆者がこれまで約40年間行ってきた高分子の熱マネージメント材料の観点から、現状と方向性について述べる。今後は高熱伝導性だけでなく、遮熱、吸熱、断熱、蓄熱などの熱マネージメントのために、高分子系のサーマルマネージメント材料の高性能化や高機能化への期待が高まっていくと考えられる。
■自動車用樹脂ウインドウの新しい工法
奥村和雅(豊田自動織機)
自動車用樹脂ウインドウは軽量化手段として注目されてきているが、採用数は伸びていない。その普及を妨げている要因のなかで、最も重要な要因がコストである。当社では、そのコストを低減する新しい工法を開発したので報告する。
■リモート式大気圧プラズマCVD法による大面積ポリカーボネートへのシリカ系耐摩耗膜成膜技術
鈴木哲也、白倉 昌(慶應義塾大学)
大気圧プラズマ技術を利用した硬質薄膜の成膜技術について、最近の成果を紹介した。開発したリモート式大気圧プラズマ法によって、アルゴンガスをプラズマガスとして透明硬質シリカ系薄膜の成膜に成功した。得られた薄膜はテーバー摩耗試験においてΔH=1.3を達成、自動車用グレージングに求められる耐摩耗性基準であるΔH=2.0以下を満たすことができた。